高市発言で孤立する日本――トランプにハシゴを外された現実

高市首相の「台湾有事」発言から、一気に険悪になった日中関係。発言については、トランプ大統領からも自制を求められたといいます。「米国は、日本を守ることよりも、中国との取引を優先させた」というのが、もっぱらの見方です。

そしてベネズエラ侵略後、トランプ大統領は、モンロー主義へと 大きく舵を切りました。これによって、アジア外交における後ろ盾を失いかねないのが我が国です。

この機をとらえ、中国政府は、輸出規制を強化するなど、我が国への攻勢を強めています。台湾問題に関しても、韓国からの支持を取りつけ、着々と日本包囲網を築いているようです。

自身の軽率な発言によって、こうした事態を招いた高市首相ですが、まったく反省の色は見られません。

1月6日に都内で開催された新年互礼会では、こんな挨拶をしています。「日本と日本人の底力を絶対に信じたい。必ずや日本列島を、強く豊かにし、日本を再び世界の高みに押し上げていく」と。

まるで、戦前の為政者が口にしていたような言葉です。精神論で国民を鼓舞しようとでもしているのでしょうか。

ABCD包囲網を築かれたあと、国粋主義によって戦争へと突き進んでいった過去の歴史。その反省もなく、高市首相はかつて、次のような発言をしているのです。

「私たち日本人は、この美しい国に生まれ、勤勉に働き、田畑を耕し、子どもも一生懸命、責任を持って躾け、良い教育を与えて、そして時には、国を護るために、命を投げ出して」

このまま高い内閣支持率が続くなら、高市首相は、ますます国粋主義的な本性をあらわにしていくことでしょう。そうなると、日本が崩壊してしまう恐れすらあります。

その前に是非、高市政治を終わらせなくてはなりません。