「世界に平和をもたらす」は本当か?米国の暴走と問われる日本の立場

高市総理が「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」と称賛するトランプ大統領。しかし実際は、世界のあちこちで「力による現状変更」をくわだてています。

キューバは現在、米国による石油供給網の遮断で、全国規模の停電が発生しているようです。医療および公共サービスも急激に悪化しており、AP通信によると、「救急車が緊急時にも燃料不足で出動できず、病院など主要施設も停電している。航空機燃料の不足により必須医療物資を運ぶ航空便の運航も停止した」とのこと。

危機的状況にあるキューバ。それに対してトランプ大統領は、同国の政権交代を望む姿勢をあらわにしています。「私がキューバを手に入れる光栄にあずかることになると信じている。解放するにせよ、手に入れるにせよ、私は何でも好きなことができると思っている。キューバは今、非常に弱体化した国家だ」。これが、トランプ大統領の発言です。

高市総理は、国際法を完全に無視するこの人物に、いつまで追随するつもりでしょうか。日米首脳会談では、イラン攻撃を事実上支援し、結果的に、国民を危険にさらす可能性を増大させているのです。

我が国政府が取るべき態度は、そうではありません。「力による現状変更は許さない」という、戦後日本が掲げてきた大方針を堅持していく必要があります。でなければ、ダブルスタンダードとのそしりは免れませんし、二度と国際社会に向かって、同じことを言えなくなります。